旧型の「まとめてネット」を使用している家庭は今でも多いのではと思います。この１０数年前まで販売されていたので、そのころに自宅を新築された方は今もこの装置がついているものと思います。
この古い「まとめてネット」を使用している場合、家庭内の通信速度は100Mbpsが上限になってしまいます。WiFiの通信速度の向上により、無線に劣る通信速度となっているわけです。そのような理由で、無線をメインで使用している家庭も多いのではないかと思います。しかし、有線LANには多くのメリットがあります。
・電波を利用しないので、外部環境の影響を受けない。そのため、突然の通信途絶などがおこらない。
・無線に比べて遅延が大幅に少なく、リモートワークで使用する、オンライン会議や仮想デスクトップが快適に使用できる
この動画では旧型の「まとめてネット」を改造して、10倍の速さである1Gbpsを実現するための方法を紹介しています。
私の場合は中古で購入した家に「まとめてネット」が設置されていたのですが、正直なところ「まとめてネット」を使用することはお勧めしません。もちろん、現在販売されている「まとめてネット」は1Gbpsに対応していて、速度上の問題はありません。
しかし、家屋の耐用年数に比して 通史技術の進化は圧倒的に早く、あと５年もすれば時代に合わなくなるものと思います。
「まとめてネット」の中身を見て分かったのですが、「まとめてネット」は「きれいに配線する」以外のメリットはありません。そのために技術の進歩に追いえていかれる可能性があるというデメリットは大きすぎるものと思います。 実際のところ、「まとめてネット」は特殊な機能を内包しているわけではないので、今回の動画で紹介したように、なんとか新しい技術に追従することは可能です。しかし、もとから高価な「まとめてネット」を採用する合理性は低いものと思います。
「まとめてネット」のなかには、LAN回線と電話回線の機能が入っていますが、互いに独立しているので、動画で紹介したようにLAN側を改造しても、電話側は問題なく使用できます。
